人は他人の痛みが分からない。当然です。もし他人の痛みが分かってしまったら一人自殺する度に大勢死んでしまう。生命体として成り立ちません。戦争体験も同様でいくら映像や記録などの情報、証言で伝えても結局の所100%は伝わらない。愚者は体験から学ぶという言葉がある通りで、この世に賢者が少なすぎるが為に皆、戦争を体験するまで理解できないのです。そもそも沢山の賢者がいたら賢者じゃなくなります。
前置きが長くなりましたが、この時期アニメ放送枠を駆逐し、戦争や原爆の悲惨さを伝えるものが多くなります。その是非は置いておくとして核攻撃を受けた事が無い国の人がこうした体験や放送などを聞くというのは単に兵器の性能を知るだけのソースでしかないと思います。ヒューマニズムに訴えたいというのも分かりますが、一連の原爆をテーマにしたマンガや映画、ドキュメンタリーを見て外国人の多数が思うのは「この兵器は本当にやばい。だからみんな所持も使用もやめよう。」ではなくて、「この兵器は本当にやばい。だから隣国が一方的に使わないように我々がいち早く装備すべきだ。」になってしまうと思います。愚者で心が弱い人間なら当然そう思います。僕もその一人です。世界の大多数がこのカテゴリーに属します。
インドにパキスタン、イスラエルにイラン、北朝鮮などが好例です。他にも資金に余裕があれば持ちたいと思う国は無数にあると思います。道具は一度できてしまうと無数に作り出せるので無力化するには核を放棄させるより、すべての国家に核を持たせてしまう方が早い気がします。一見核を使いそうに見える独裁者は実は自分の生活が第一ですから、報復されてシェルターの中で一生を過ごすつもりは無いでしょうし、それなりに安定が保障されると思います。
核が嫌なのは皆分かってるんです。ただ使われない方法は廃絶よりも保有の方が手っ取り早いんです。
核が満ちあふれて世界がアップデートされますように。
本日は同人誌です。
あずにゃん本。制服みたいな地味なカラーでこそあずにゃんの良さが際立つというものです。本領発揮!
ガルパン本。この夏は激増してそうですが。