加速する世界

日本一ポピュラーな断面図=同人誌のアレ。

しろーです。

アクセルワールドは極度に加速した世界を限られた人間だけが使用し、戦うという設定のアニメですが、最近の世界も僕にとっては十分に加速されています。アニメが開始されると既に最終回が予想されていたり、原作のネタバレがされていたり、加速情報に命中するというのは死と同義です。 ガンダムAGEも30数話で70年と加速しすぎです。僕は共産主義者ではありませんが、現代の失業や不景気の問題はこの加速というか生産の極限的な効率化が原因で起こっていると思います。たとえば食品を一種類作るにも昔は多くの期間を使って育てた植物や動物を原料にし、それらの移動と集積にも多大な時間と労力がかかっていました。今は巨大な機械が1個あれば1時間に6000個のどら焼きが焼けてしまうのです。それもオリジナルの焼き印と梱包までしてくれます。1時間に6000個のどら焼きを人間だけで作れば相当な人工が必要ですが機械はそれを無くします。人がいらなくなった分価格は低く抑えられますが、雇用は喪失します。安いどら焼きができても給料が下がったり失業してどら焼きそのものが買えなくなるのが現代社会の仕組みです。果たしてこのどら焼きマシーンの真の受益者はどこにいるのでしょうか。富はある一点に集中してしまうというのはこの機械を買える人と買えない人、販路のある人、無い人に区分けされその一方がとても少数である点です。究極まで効率化された社会システムには人間の居場所はありません。エヴァンゲリオンでも進化の究極形は死だと言っていました。産業の効率化、進化が今凄い速度で進んでいて、そこから脱落した人はバーストアウトよろしく電車と線路の隙間に新世界を求めます。人件費は無機質なコストと考えるのが資本社会の基本ですが、それは巡り巡って自分たちにも同じ事が適用されてしまうという事です。やはりどら焼きは5~10人人くらいで1日に6000個作れればみんなが幸せです。リストラや人件費の削減というのは結果的に民族浄化と同じ事です。まぁでも多数での生産を日本ではなく中国やナガノでやられたら無意味なのですが・・・ 資本世界が人件費をコストと見なさなくする為には世界の通過が均一で人件費も多少の差こそあれ同じ程度にしなければなりません。もちろんこの場合の同額というのは同一の仕事内容という意味で能力差を考えない社会主義ではありません。さらに仮にそうなったとしても今度は圧倒的な貧富の差が待っているかもしれません。いずれにせよ我が国の産業は効率化よりも芸術性を求めるべきです。具体的にはアニメは常に秒間27フレームで30分間視聴できるものだけにして、アニメーターの雇用を増やすとか、アニメのスポンサーになった企業への法人税減税対策などの経済刺激策が必要だと思います。良質なアニメが毎晩放送されればピザ屋も儲かるしゲームも売れると思います。下水処理場の脇で原始的な着ぐるみと抱擁してハッピーになるよりも遙かに有意義です。

本日は雑誌。最近僕が購入している漫画の単行本が出ません。なぜでしょう。

チャンピオンREDいちごVOL32。LOと並び表紙と内容にズレがある雑誌です。しかし最近の内容はやや落ち着いていて都への配慮が伺えます。こんな事では児ポ立国ニッポンの威信が地に落ちてしまうので、ヒロインオール15歳の力をもっと見せつけて欲しいです。そうでないパピルス王国で大暴れしている宰相さんがリアル世界に飛び出して来てしまいます。

しろー の紹介

銀河大鶴見帝国第731代皇帝
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